中東・ネットスーパーレポート No.9

ネットスーパー:競合時代に突入=その対応のポイントは?

11月22日の弊社主催<ネットスーパー:小商圏モデルセミナー>で明らかになったように、漸く、ネットスーパー同士の競合が実務的意味を持ち始めて来ました。即ち、競合に勝たないと、そのエリアでは生き残れない時代になっという事です。リアルが歩んで来た道を、ネットスーパーも歩み始めました。今までの独善的なネットスーパー運営が許されなくなったとも言えます。

競合時代の象徴的出来事=その1

イトーヨーカドーさんの<配達料頂きます>政策は、収益改善・黒字化への苦肉の策と思えますが、私は、独善的な政策と思っています。 同じエリアに競合が無ければお客様の選択肢は一つ、通用したと思えます。しかし、イトーヨーカドーさんの展開エリアは、最も競合の激しい首都圏です。私の耳には、ヨーカドーさんから会員様が流れて来ると、<配達料頂きます>政策を歓迎る声が、幾つかのネットスーパー企業から聞こえて来ています。

★競合時代の教訓:独善的政策は通用しない!

競合時代の象徴的出来事=その2

何年にも亘って、スーパーサンシさんを観察して来ました。その結果は様々な所で申しあげていますが<最強のネットスーパー=スーパーサンシ>です。イオンさんやユニーさん、オークワさんやその他SMとのネットスーパー競合が激しい商圏ですが、崩れる事がありません。むしろ、未だに売上を伸ばし続けています。それも商圏拡大せずにです。その秘訣は、どんな事があってもブレない真の固定客=優良会員様=にあります。この優良会員様を、他のネットスーパーが崩せないでいます。

★競合時代の教訓:優良会員様を先に組織化した所が生き残る!

競合時代の象徴的出来事教訓=その3

ある企業の要請で、ネットスーパー実施店舗の商圏の<競合実相>を考察しました。その方法は、商圏内に、自社の会員様・競合企業のネットスーパーの会員様、そして生協の組合員様を、夫々プロットするやりかたです。

<下のネットスーパー競合概念図を参照下さい。>⇒小商圏モデルネットスーパー展開店舗をモデル化しています

この<競合実相>の基本的な傾向は、ほぼ全国どこでも当て嵌まる姿です。幾つかの事が明らかになりました。

  1. ネットスーパ―の真の競合相手は生協さん。その圧倒的な組織力に対抗しないとネットスーパーの明日はない。
  2. ネットスーパー同士の競合なら、小商圏モデルが圧倒的に有利。大商圏モデルは、怖くない。

★競合時代の教訓:生協宅配を切り崩してこそのネットスーパー!

 

幾つかの事例をあげて、競合時代に入ったネットスーパーが、今までのやり方では通用しない、考え方を切り替える必要がある事を、検証して来ました。未だ、大きな問題となっていないようですが、ネットスーパーの流れが変わりつつあります。これは、ネットスーパーが<競合時代に突入した>からです。

  1. 775世帯で日商10万円を売る生協さんが、競合対策の基本になる
    *生鮮中心、当日店頭価格、何時でも、何回でも、で対抗していく
  2. 大商圏モデル情報に惑わされない。小商圏モデルが必ず勝つ
    *最高のノウハウは、真の固定客=優良会員様の組織化
  3. 独善的政策=自己都合優先の政策は、墓穴を掘る
    *今までは通用しても、これからは見放される

 

以上

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