中東・ネットスーパーレポート No.1

2018・リテールテックジャパンより

日経新聞主催の、2018・リテールテックジャパンが、3月6日~9日の4日間東京ビッグサイトで開催されました。

今年のテーマは、概ね、システム的には<AI>、政策的には<無人店舗・人手不足対応>と見受けました。<オムニチャネル>⇒<ビッグデータ>⇒<AI>と来た流れですが、セミセルフレジのような即戦力テーマはありません。<ネットスーパー>は、各社とも引いているようで、忘れられた存在でした。

こうした中、2011年から8年連続で、今年もサイバーリンクスさんのブースで、ネットスーパーを自由に喋る<20分プレゼン>を担当しました。

CLさんの<ネットスーパーシステム>をPRするでもなく、私の、その時々の最大関心事をフリーに喋らせて貰っています。

今年は、アマゾンフレッシュのネットスーパー参入に絡めて、現在ある二つの流れ(=大商圏モデルと小商圏モデル)とその優劣について、私見を、述べさせて貰いました。

いつも私の話を聞いて貰っている「ネットスーパー研究会」の皆さんは、結論はお分かりと思いますが、

  1. ネットスーパー同士の競合が始まった。首都圏では、大商圏モデル同士の闘い。地方では、大商圏モデルvs小商圏モデル
  2. 各地の競合実態を見ると、小商圏モデルが優位に立っている
  3. その理由は、他社に浮気をしない<優良会員様>にある。この会員様数が、競合の決め手になる
  4. <優良会員様数>が、稼働会員様構成比で35%、売上構成比で65%、商圏世帯数構成比で1%あれば、そのネットスーパーは安泰で、黒字化が実現できる
  5. これが実現できるのが<小商圏モデル>。 アマゾンフレッシュや大手流通企業の<大商圏モデル>では、日本のネットスーパーの将来は担えない=生協宅配の牙城に迫れない

こういう趣旨のプレゼンをさせて貰いました。

7~9日の3日間で、7回の20分プレゼンを担当しました。会場内の通路を歩いている人々に話し掛ける形ですから、私の中では、最も緊張する仕事の一つです。お蔭で、今年は2011年以来の大盛況で、事務局の方に聞くと約1,000人の方が、真剣に聞いて頂いたようです。

アマゾンフレッシュの名前や、イトーヨーカドーやイオンのネットスーパーには未来が無い、こんな話が業界の皆さんの関心を引いたのかも知れませんが、2011年以来薄れて来ていたネットスーパーの関心が、突如、浮上したように思えます。

プレゼン後の<名刺交換条件の資料請求>にも、それは表れていて、過去ににない数の請求があったようです。

ネットスーパーの復権>。

20分×7回=140分&1,000人の皆さんに何とか聞いて貰おうと喋り続けた、私の皮膚感覚からのこれが結論です。

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